2024年1月号「むらいき会」会報誌(創刊号から20号)

資料1:現代尺八むらいき会 会報誌

この会報誌は、「むらいき会 (全213号) 」により「むらいき会」会長村岡実師のエッセンスを抜粋し、会員に伝承するもので、希望者には、任意の各号のコピーを提供することが出来ます。

順次に会のホームページに要約を掲載します。

2024年1月号として「むらいき会」会報誌の創刊号から20号まで掲載します。

創刊号(1975年・S50.8.30)

(村岡)「創刊のことば」

・「満を持して」この季刊誌「むらいき」を足場に、全国の現代尺八愛好家と対話したい。

(寄稿・会員の声)

・日本人の心をよみがえらせて!!!(現代吟詠流 宗家)

・尺八の楽器機能、技法を発揮し、もっと尺八を優しく、みんな庶民が楽しめる尺八にしようとしている先生に感激。(宮崎S氏)

・一本の尺八で、工夫をこやし、さまざまな奏法を生み出した最も優れた現代尺八演奏家であり、これぞ、本当の日本の尺八でなくて何であろう!(須賀川N氏)

第2号

(村岡)のことば

・尺八は肉声に近い楽器です。息がそのまま伝わる尺八こそ庶民の楽器と言うのが信念です。尺八を庶民のものに取り戻そうと言うのが現代尺八だ!

(寄稿・会員の声)

・現代尺八のパイオニア村岡実の「ソウル尺八福岡初リサイタル」は強烈なインパクト!(現代舞踏家M氏)

・福岡講習会-マンネリ化された従来の尺八奏法を完全に打破され、新しい音色が眼前に!(福岡Y氏)

・横浜講習会-総勢80名の盛況。初めて聞く尺八奏法の論理的分析に驚きの声。(横浜N氏)

第3号

(村岡)のことば

・私は一管の尺八に托して、息の続く限り人間の歌を生活のバイタリティーを歌って行きたい。

・「柔」の思い出-コロンビア佐伯亮氏(面白いお話だ!)

(寄稿・会員の声)

・第二回福岡講習会-習った事を反復し、自分の血となり、肉とし、本当の実力をつける「むらいき会」にしたい。(福岡F氏)

第4号

(村岡)のことば

・七孔尺八と私—尺八は、一部の専門家や芸術家気取りの連中だけの楽器であってはなりません。喜怒哀楽を一管の尺八を通してありのままに自由に吹奏できる庶民の楽器でありたいものです。

第5号

(村岡)のことば

・「息観」息を如何に正しく使うか。如何に唇を柔らかく持って、呼吸するか。尺八の上達は、この呼吸法に頼るしか道はない。

(寄稿・会員の声)

・現代尺八福岡リサイタルを聴いて、尺八がこんなに幅広く立派な音楽として通用する楽器とは!村岡実という人は、ポピュラージャズが素晴らしいと聞きます。我々若い人にも大受けでした。(学生M氏)

第6号

(村岡)のことば

・尺八でジャズの神髄に迫りたい、大衆に愛される庶民の尺八に徹したい。

(寄稿・会員の声)

・村岡実「尺八現代をうたう」福岡リサイタル-1200人収容の電気ホールもほぼ満席の大成功、それを素人集団「むらいき会」福岡支部の会員の結集での大偉業(代表世話人F氏)

・宮崎市民会館でのリサイタルは、村岡実の神髄がはっきりと表面に打ち出されたものだった。竹一管が全く新しい現代楽器として出現したものである。それは、古典楽器が蘇ると言うものではない。目の覚めるような新楽器の誕生とでも言ってよい。(宮崎新聞I氏)

第8号

(村岡)のことば

・尺八は吹いてはいけません。息を吐き出すのです。この場合、のどから気管全部をいっぱい開かれて空気が通り易い状態になっていることが肝心です。

(寄稿・会員の声)

・朝日生命リサイタル-素晴らしかった。久しぶりに感動した一時であった。仕事そっちのけで東京まで飛んで行った。村岡さんのファンの広さを物語るように老若男女で満席。始めは、なんとベートーベンの「月光」更に「朝日の当たる家」「ラクランパラシータ」「黒いオルフェ」のバック編成を曲ごとに変え、村岡さんの独壇場であった。(名古屋労音M氏)

第9号

(村岡)のことば

・「むらいき会」が本格的にスタートします。

(会員の声)

・「健康と尺八」横隔膜呼吸を利用すれば瞬時に大量の空気が流れ込み、これが健康に良い血流を生み出している(福岡外科医)

第10号

(村岡)のことば

・「むらいき会」について。当会は、大乗的視野に立って新しい時代の尺八として、あらゆる楽しい音楽を楽しむための会であり、自由に自分の好みに応じた音楽を楽しめる「ポピュラー尺八」として蘇らせ、新たに誕生させなくてはならないと思っている。

(<むらいき会々則>第七章(第十条)までの詳細)

(会員の声)

・高山での講習会、コンサートを終えて「感動的な物語り」(高山市W氏)

第15号

(村岡)のことば

・尺八の主体性について!- 伴奏でなく、尺八で演歌を、民謡を、ポピュラージャズを、演奏可能なものは何でも尺八で歌っていくのです。現代楽器として、洋楽楽器と融合し、又は全く独自の伝統的古典の世界を表現する。そういう自由な伴奏でなく主役となる楽器尺八が普通一般常識となることを尺八の主体性と言っているのです。「むらいき会」の理念は全て、この考えが中心になっています。

(会員の声)

・村岡先生、福島初リサイタルを終えて(福島市T.S.氏)

・村岡先生、郡山初リサイタルを終えて(郡山市S.S.氏)

(両名とも、力強く、精一杯協力されて、立派なコンサートを取り仕切ってくれました。)

第16号

(村岡)「アメリカ武者修行記」(1979年_S54.5/23-6/22)

(ニューヨーク、ワシントン、ロス、ニューオリンズ、ヒューストン、アスペンの各都市での尺八演奏シーンを喜々と表現豊かに3ページの長文で報告されています。)

第17号

(村岡)「私の現代尺八考」

・日本音楽舞踏会議の「音楽の世界」十月号より転載。現代尺八の認識を更に深めてもらうため載せることに致しました。

(全2ページに渡り、より具体的な師の考えを述べています。)

第18号

(村岡)のことば

・会員の皆様!喜んで下さい‼会員だけでなく現代尺八愛好家全てに伝える福音‼と私は確信しております。二十余年ずうっと研究して来た現代尺八の吹奏法が理論的に完成するに至りました。ひとまず「現代尺八自然吹奏法」と呼ぶことにしました。

(2ページ半に及ぶ、この理論は何度も繰り返し読破して身に付ける価値があります。村岡ぶしのハイライトです。)

第19号

(村岡)のことば

・自然吹奏法は、合理的で、これからの尺八の発展のために理想的な吹奏法であります。

「自然吹奏法 第一回発表会の反響」

その1(写真家N氏)

・村岡さんの本当の姿は飾る言葉でなく、地味なジーンズ姿なのではないだろうか。

その2(東京都弘済会勤務K氏)

・尺八は生まれ変わった。音色がソフトになり、音域が拡大した。びっくりしたのは尺八がピアニシモ(ppp)をこなしたことだ。更に日本人が忘れかけている「吐く」を尺八の世界に引っ張り出した手柄は、村岡さんだ。

その3(動物写真家T氏)

・今回の貴い自然奏法の話を伺い、今後はもっと大らかな伸びのびとした心構えで自然に接し、野生動物の心に同調させながらシャッターを切るよう努めようと思っています。

その4(ワシントンポストに勤務の某婦人より)

・尺八の音自体が今まで聞いてきた尺八の音と違うものでした。こんなにしなやかさと、優しさを尺八が持っていたなんて吹く人によって、こんなに変わる楽器が他にあるのだろうかと思いました。

第20号

(村岡)のことば「尺八の原点は明暗流にあり」

(京都明暗流第四十世吉村普庵師との正規の邂逅(かいこう:思いがけず出会う巡り逢い)で、意気投合し、尺八吹奏法を二ページに及び対談されます。必読のページです。)

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